日本語教育実習

 

国内での実習

国内の日本語教育実習においては、教壇実習の前に、(財)ひろしま国際センター広島YMCAビジネス専門学校など、複数の日本語教育機関で授業見学を行うほか、授業ビデオ分析、教案作成と模擬実習を行います。

教壇実習は毎年7月頃、1カ月半ほどの期間行われます。実習生・教員・ティーチングアシスタントが一丸となって、朝から夕方まで、授業準備、教壇実習、フィードバックセッションに熱心に取り組みます。

実習を受けてみて

張麗

良い日本語教師になるためには、自分を成長させることが大事です。自分を成長させるために、今の自分が「本当の教師」までどれぐらいの差があるかに気づく必要があります。日本語教育実習はこのような差に気づかせてもらう授業でした。一見、授業を行うのは簡単そうに見えますが,その中に数えきれないほどのコツが隠れています。例えば、「学習者はどこまでできるか」、「教師の発言は分かりやすいか」、「学習者はどのような返答をする可能性があるか」、「授業の流れは自然か」、「学生の発話を生かしているか」、「板書はわかりやすいか」等、考えるべき点は数多くあります。日本語教育実習を通して、これらのコツを身に付ける必要性に改めて気づくことができました。

博士課程後期3年 張 麗

遠藤あゆみ

日本語教育実習では、教案の作成から模擬授業、実習授業後の事後指導まで、先生方や大学院生のTAの方々から手厚くサポートしていただきました。その中で、教案の修正点や授業の反省点が多く見つかり、いかに一つの授業を作り上げることが大変であるのかを身をもって学ぶことができました。先生方やTAの方々からの厳しい指摘に応えるために苦しむ時もありました。しかしながら、実習が終わった今振り返ってみると、学習者にとってより良い授業とはどのようなものかを考えるための観点をたくさん得ることができました。また、授業の反省点からは自分自身の今後の課題が見え、「良い日本語教師」に一歩近づくことができたように思います。

学部4年 遠藤 あゆみ

森川美裕

日本語教育実習では、国内の日本語教育機関を見学した後、授業を行うために「学習者にとって本当に必要な日本語は何なのか」を考えて自分たちでシラバスを作り、どう教えればより良い授業になるのかを深くまで問い詰めていきました。自分の教案としっかり向き合い、一つ一つの発言や指示について実習生の仲間やティーチングアシスタントである大学院生の方々、先生方と話し合いながら作り上げることで、「日本語を教える」とはどういうことなのかについて深く考える貴重な機会になりました。また、みんなで協力しながら授業を行うため、実習生や学習者との絆も深まり、温かい雰囲気で授業を行うことができました。

学部4年 森川 美裕


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です