コース紹介

日本語教育学講座とは?

日本人にとっての英語のように、外国人に語学としての日本語を教えるのが日本語教師の主な仕事です。海外の大学・日本語教育機関はもちろん、国内に多数ある日本語教育機関からも、高度な専門教育を受けた日本語教師が求められています。

日本を知る授業を行っています。

国語教師をめざす人にとって、国語教育の勉強は、「国語」という科目からある程度想像がつくでしょう。でも、日本語教育という未経験の分野の勉強は想像しにくいかもしれません。日本語教師をめざす人は、まず外国語としての日本語、異文化としての日本文化という視点から日本語・日本文化を見直すことになります。
今まで当たり前のように思っていたものごとの中に「知らなかったこと」を発見する、新鮮な経験が待っています。

本コースの4つの特徴

きめ細かい指導

日本語教師養成課程としては全国の大学で最大規模のスタッフを揃えています。教授・准教授・講師・助教の専任教員だけで14人。これに対して学生定員が30〜35人ですから、学生一人一人に目の届いた、きめ細かい指導が行えます。

多彩な専門分野

日本語教師は日本語だけでなく、「日本」を教えなくてはなりません。そのため、日本語教育系コースではさまざまなことを幅広く学びます。ユニークな授業科目も少なくありません。 教員の専門領域は、日本語・日本語教授法だけでなく、日本文学・日本文化・異文化交流・言語一般・心理学など多岐にわたります。

長い伝統

スタートは1986年。日本語教師養成課程としては、最も長い伝統を持つ大学の1つです。創設以来の卒業生は約700人。卒業生・大学院修了生は世界各地で活躍しています。
卒業生の評価は高く、海外には広島大学出身の日本語教師を求める大学が多数あります。国内外の民間企業などでも多くの先輩が活躍しています。

大学院への進学

学部での研究をさらに深めたいと思う人には、大学院進学の道があります。大学院で1人の教員が指導する学生は、平均で各学年2人以下。大学院では学部以上にきめ細かい指導が受けられます。

取得できる資格

日本語教師

日本語教師職には、学校教育と同様の資格制度はありません。大学の日本語教育学専攻を卒業していることが、1つの基準です。広島大学の日本語教育系コースを卒業すると「日本語教師として実力がある」と社会的に評価されます。内外で活躍している先輩たちのおかげです。

日本語教師としての知識・能力を測る「日本語教育能力検定試験」を在学中に受験する学生も多数います。日本語教育系コースの授業は、検定試験の幅広い出題範囲を網羅しており、高い合格率を誇っています。

国語教師
  • 高等学校教諭一種免許状

日本語教育系コースの授業を受ければ、高校の国語免許を比較的楽に取れます。中学校の国語免許や小学校の教員免許を取る人もいますが、特に小学校の場合、コースの通常授業の他に、かなり多くの授業を受ける必要があります。


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