
1)日本語教育の道に進んだきっかけは?
交換留学プログラムでカナダに行ったとき、ホストファミリーが学校で日本語を学んでおり、外国で日本語が学ばれていることに驚きました。同時にとても魅力的に感じ、それをきっかけに日本語教育の道に進み始めました。大学を卒業したあと、もっと日本語教師として知識や実力をつけたいと思い、さらに2年間大学院で専門的な勉強や研究をしました。
2)キャンパスライフはどうでしたか?
一言、とても楽しかったです。西条は学生の街で、大半の学生が大学の近くで一人暮らしをしていました。そのため、大学だけではなく、お互いの家を行き来し、楽しい時間はもちろん、授業のレポートがたくさんあって大変な時も、悲しいことがあった時もいつも友だちと過ごすことができました。また、近くの街から海外まで、旅行にもたくさん行きました。様々な人や場所との出会いを通して、自分の世界が広がっていくのを感じました。
3)卒業後、どんな仕事をしていますか?
大学院を修了してからは、ベトナム、フィリピン、タイで日本語を教えました。さまざまな国で、日本語教師としてのキャリアを積んだあと、オーストラリアのシドニーに来ました。シドニーでは、現地の小学校、中学校で働く日本語教師に対する教育アドバイザーの仕事をしています。世界中、色々な国で働けることは日本語教師という仕事の魅力の一つです!







4)高校生へのメッセージ
私の故郷は北海道です。入学前は、北海道から広島へきて、何もわからない、誰も知らない状態から人間関係を育むことが不安でした。でも、広島大学でたくさんの仲間たちと出会い、サークルや日本語教師ボランティアなど、いろいろな挑戦をすることができました。ここでの出会いや経験はいつも新たな土地へ行くときに、わたしの背中を押してくれます。
どんな経験も、いつかどこかで繋がります。自分の今いる場所を大切にして、この場所で何が必要とされているか、自分にできることは何かを考えながら、これからも新たな挑戦を続けていきたいと思っています。