
1)広島大学に入学しようと思ったきっかけは?
『日本人の知らない日本語』(蛇蔵&海野凪子 2009)という漫画を読んで、「日本語って面白い、日本語教師になったら日本語のことをもっと勉強できるんじゃないかな!?」と思い、ほんの軽い気持ちで選びました。大学の授業は大変勉強になりましたが、すればするほど知らないことや分からないことが増えていき、このまま卒業するのはもったいないと思ったので大学院にも進学し、6年間広島大学で日本語教育を学びました。
2)キャンパスライフはどうでしたか?
大学4年間をずっとループしたいくらい楽しく充実していました。大学で初めて故郷・鹿児島を 離れて生活しましたが、ホームシックには一度もなりませんでした。もちろん泣いたことも課題があって寝られなかったこともたくさんありますが、苦しみは喜びのスパイスです。4年間苦楽を共に したみんなで行った卒業旅行のことは、末代まで自慢するつもりです。

3)大学時代、サークルに入っていましたか?
モデルクラスという日本語教育専攻の学生が運営するボランティアクラスに学部生・大学院生の間、5年間所属していました。初めての授業は緊張で手も声も震え、情けないくらい何ひとつ上手くいきませんでした。ですが、先輩方のご指導と同級生からの励まし、そして何より学習者からの「今日も楽しかった!」の声が嬉しく、気付いたら5年が経っていました。この5年のおかげで、初めてのクラスでも絶対緊張しない度 胸と、何度でも立ち上がるド根性がピカピカに磨かれました。

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4)卒業後、どんな仕事をしていますか?

大学院修了後は広島県内の日本語学校で専任講師をしています。アジア圏の留学生がほとんどで、真面目で明るい学生たちに元気をもらいながら授業をしています。今はまだ出来ないこと だらけで先輩に教えていただいてばかりのヒヨッコですが、数十年後に学部の同期と一緒に日本語学校を作ることが目標です。夢はでっかく、目標は高く!
5)高校生へのメッセージ

今このHPを見てくださっているあなたは、少なからず日本語教育、あるいは広島大学の日本語教育に興味を持ってくださっているのだと思います。私も9年前、みなさんと同じようにこのHPを見つけました。「日本語教育 大学 国公立」で調べたら、たまたま一番上に出てきたからです。そして軽い気持ちで第一志望にしました。ですが、これが私の人生で最良の選択だったことだけは間違いありません。 百聞は一見に如かず。みなさんも広島大学の日本語教育に来たことを最良の選択にしませんか。 あなたの大学生活が何十年経っても色褪せないものになりますように。